top   menu  gallery  movie   info   travel
 profile  column   diary   link   mail

                  

 

 


                                      タロット巡礼の旅

                                            bali1balibali1bali1bali1bali1

2006年3月7日

朝7時15分発、成田行き、これに間に合うように5時半に起きた。12月にタロットの上級コースに申し込んで、3月なんてまだまだ先だなぁ・・それがもう今日になってしまった。この旅は成田集合、福岡に住んでる私は成田まで行くのも時間的にも経済的にも大変だったのですが、バーゲンチケットや帰りは北九州空港が16日にオープンするので格安チケットも手に入り何となくこの旅ついてる気がしています。
福岡からは私の他にもタロットの初級からの N夫妻と一緒なので安心していくことが出来ました。成田では、大沼先生を始め上級コースでご一緒するメンバーが20人以上集ってきました。これから12時間、エールフランスでドゴール空港まで。
機内食は美味しかったですよ、ナチュラルチーズとフランスパン・・さすがエールフランス!
時差のため昼にこちらを出たのに夕方にはパリに、そこでパリ組と合流。国内線でマルセイユへ、さすがドゴール広いです、マルセイユ便を探して小走りで空港内を(乗り換えの時間があまりなかった)、それなのに1時間以上遅れて出発。
真っ暗なマルセイユ空港に到着。初級でお世話になったスキップ先生がお迎えにきてくださっていました。先生の親戚はこのマルセイユに住んでいらっしゃるらしい。お迎えのバスでホテルに付いたのは、10時過ぎ・・今日は一日が33時間あったことになるんだ、疲れて当たり前。ここでランダムに二人一組で部屋決め、ここにつくまでに親しくなったOさんと同室、お互い疲れ果ててシャワーを浴びて即寝ました。

3月8日

6時半起床、これから毎日7時から食事、9時に講義が始まります。ここはサンマクシマン、マルセイユからは車で1時間ぐらいの所にある、かなりの小さな街みたいです。数年前までは修道院として教会に併設されていたものをホテルに改装しています。見た目は修道院のままですが、お部屋ひとつひとつは近代的な設備の整ったホテル、そのギャップが素敵です。私の部屋は結構な広さもあり、バスタブはないけれどシャワーのお湯もたっぷり・・・ただ、洗面所の水の出が悪く顔を洗うのにちょっと苦労しました。
水曜日の今日は街の広場でマルシェが開かれます。講義の前にお散歩がてらマルシェ見学、 野菜、肉、魚から雑貨まで、生活必需品からお土産物まで何でも。同室のOさんとラズベリーとイチゴをゲット!お値段は日本と変わらないぐらいかな?なんせユーロが高い、1ユーロ145〜150円、感覚としては100円ぐらいで釣り合ってると思うんだけど。それもあってこちらは日本より物価が高い。ランチも10ユーロぐらいはするので1500円でしょ、高いです。私はこのマルシェでプロバンス模様のランチョンマットを買いました。色違いで3枚、普通のおみやげ屋さんの4分の1ぐらいで変えたので満足!他の方は、かわいい石けんやバッグを買っていました。週一で今日だけだと知っていればもっと買っていたんですが、初日でまだおみやげがピンときてなかったのでいろいろ買い損ねてしまって今考えれば残念。
いよいよ、フィリップ・カモワンさんの講義、午前中はお互いの自己紹介の時間となりました。一人一人がタロットから何を学ぶのか、この後どうかかわっていくのかを聞かれました。突然自分のことを話さなくてなならなくなったことで緊張しましたが、カモワンさんの視線がどうもずれてる、私よりちょっと上の方を見てるみたいな感じが、自分の内面を見られているような気がして更に緊張しました(笑、何を見られてしまったんでしょう?)。
今日のランチは、軽くパニーニと紅茶・・レストランのメニューは何がなんだかで、見た目に分かるものにしてしまいました。値段は高めだけれど、量はこっちの倍はあります。フランス人ってたくさん食べるんですね。
午後からの講義は、タロットの奥の深さと暗号を読み解く楽しさについて、詳しい内容は上級の秘技なので書くことは出来ませんが、近いうちにこの暗号に関する本が出るそうです、もちろん日本語でも、楽しみですね。
最初の予定では、休みがあって夕食、その後は大沼先生の講義となっていましたが、ホテルの夕食の時間がもっと遅くからしか始められないということで食事の前に講義を受けることになりました。ワイン好きの大沼先生は、安心してワインが楽しめそうですね。夕食は、お魚までは大丈夫なベジタリアンの方々にあわせてお魚のコース、サーモンのムニエル?テーブルに置かれていたメニューのサーモンしか分からなかった。半端じゃないでかさのサーモンにみんなビックリ、時差と朝からの講義で疲れた私達は食欲があるのかないのか分からないままフランス式ののんびりしたリズムの食事に寝そうになりながらついていきました。デザートとカフェの間が30分・・分かってもらえますよね。
10時頃お部屋にもどって、シャワーを浴びてバタンキュー・・でした。

3月9日

6時半起床、朝食に。ホテルの朝食は、ブッフェスタイル。とはいえ、アメリカンとは違ってかなりシンプル、ハムが4種類とゆで卵、ドライフルーツ、ミックスフルーツにヨーグルト、パンが10種類にシリアル、ジュースにカフェ、紅茶。もちろん充分な量ですが、サラダが欲しい所ですね。ハムはこっちでは高級な生ハムが惜しげもなく山盛り(一切れがでかくって1枚というより一山って感じ)ドライソーセージ(サラミの大きいもの)が美味しかった!ゆで卵はセルフで、ゆで加減を自分で調節しながら引き上げます、家にもエッグスタンドがあるけれど必要性を感じなかったのがここにきて初めて必需品だったことを知れました(笑)。半熟卵を簡単に食べるにはエッグスタンドとスプーンがベスト!ヨーグルトも濃い!フランスの食材はそのものの味が濃い気がしました・・日本のものがあっさりし過ぎてるのかな?パンフェチの私にとって一番の喜びは、フランスパンのおいしいことでしょう、日々感動しておりました!ああぁ、朝食のことだけでこんなに書いちゃった。
今日の講義は、今までとは違った内面まで現れてしまうタロットの展開法。質問内容にもないようなその人の内面のブロックや家族のことまで出てきてしまうので怖いくらいです。もちろん今の私には使いこなせないと思いますし、当分は自分のことであれこれリーディングの練習をして応用していきたいと思っています。知れば知るほどタロットは不思議なツール・・いつか、カモワンさんの様にスピリチャルなリーディングが出来るようになるのかしら?クライアントさんが、心の準備も出来ていないのにタロットで見えたブロックされている部分の話等は伝える必要はないし、ケースバイケースでどこまで読むのかということも信頼関係が出来上がってからのことだと厳しく言われました。実際に経験したリーディングのお話しを交えて分かりやすく話しをして頂けてありがたかったです。居眠りしないように(だって、2時間に10分程度のトイレ休憩だけよ)真剣に聞いてはいるけれど、4時を過ぎたくらいから、緊張感が途切れて注意力が散漫になってくるので、飴を舐めたりガムをかんだり。必死でノートを取っていたのが、もういいや、なんて思えてくる時間帯(笑)辛かったわ!その後の大沼先生の講義、寝てはいないけど・・頭に入ってこない・・もう、パンパンで・・。。
7時半からは食事の時間、今日は白身魚のパイ包みでした。ワインは白と赤好きな方を飲み放題、毎日赤を2杯までと決めて(飲み過ぎ注意!疲れ過ぎててどうなるか自信無しだもん)楽しみました。飲み過ぎて、記憶をなくした方もいたらしい??

3月10日

いつも通りに9時から11まで講義を受けて、今日はマグダラのマリアが修行したと言われている「サントボームの洞窟」に遠足。
かなりの山道で寒いと聞いていたので、アウトドア用のダウンで武装?、去年は寒波で雪山を登ったらしいのですが今日は晴れ、でも風は強く冷たいのでどうなんでしょう。昼食はサントボームの修道院(ここは修道女さん達が運営しています)で食べました。久々の野菜たっぷりのサラダ、ここでもワインは普通に出てくる(これから山に登るって言うのについつい飲んじゃいました)。メインはここでも魚、それもうなぎの太いような体の魚?と野菜の煮込み (これはビミョーでした ^_^;)。チーズの盛り合わせ、10種類ほどのチーズの食べ比べどれも美味しかった、チーズ得意じゃないけど青カビとヤギの匂いのきついの以外は大丈夫でした。デザートはみんなに好評なカスタードソースの中にメレンゲが浮いててカラメルソースがかかったもの(名前はなんだろ?)でした。甘いのは苦手なのでパスしたので、感想は無しです。
さて、山登り、王様の道(急だけど短い)と女王様の道(緩く長い道) と二通りあるらしいけど昇りは女王様の道を行くことになりました。カモワンさんは大きなビデオカメラをかかえて山登りをしている私達を撮ってくださるそうですが・・・。今日はカモワンさんのフィアンセであるイザベラさんも一緒、どうもメインは彼女では??まぁ、いいけどね。1時間ぐらいかかって洞窟の教会へ、寒かったけれど体を動かしたので体はホカホカ、ちょっと汗までかいてました。そこは岩山を掘って作られた教会 長い階段を最後に登っていきます。十字架に架けられたキリスト像のまだ上に教会の門がありました。山道の最後は沈黙を守って、自分の中でマグダラのマリア様に答えをもらいたいこと、知りたいことを考えて登るように言われていました。教会の中に入って、皆で静かに椅子に座りそのことを考えました。そこは不思議に暖かいエネルギーに包まれた場所でした。山道を歩いてきたせいで上がっていた呼吸もだんだん落ち着いてきて、体は温もっていて自分の周りを暖かいもので包まれているような気がしていました。質問の答えは言葉ではなく感触と言ったらいいのか何かが溶け出していくような感覚でした。自然にありがたい気持ちになって目頭が熱くなってきます。礼拝堂に座っている時間が一瞬にも永遠にも思えるような不思議な感覚。頂いたのはそんな感覚ですが、質問した以上の答えが次から次に浮かんできました、どれも言葉では知っていたけれどそれを受け入れるとこんな暖かくなるものだと言うのは初体験、この感覚を忘れない様にしようと思います。この岩を彫り貫いて作った洞窟の修道院では今も何人かの修道僧(こちらは男性)達が生活していらっしゃるそうです。中は岩肌がそのままでマグダラのマリア像がろうそくの炎に浮かび上がっていました。その姿に、涙ぐんでいる方もいました。ステンドグラスも綺麗な教会でしたがそのステンドグラスには定規とコンパスのマークが・・フリーメーソンのマーク?!ですよね。
帰りは王様の道を 大阪のメンバーとおりました。帰りはお喋りしながら楽しんでと言われたからではないけれど、大阪人の楽しいボケと突っ込みに大笑いしながら下山。みんなの意見もカモワンさんのビデオカメラは、主役のイサベラさんと脇役あるいは風景の私達ということでまとまりました(笑)。
さすがにお疲れになったのか、大沼先生夕食に遅刻、30分遅れの夕食で部屋に帰ったのは10時過ぎ、そのまま寝てしまいたかったけどシャワーだけはなんとか、同室のOさんは、そのまま寝ちゃって朝シャワしてました・・ほんとバテバテ!

3月11日

6時半になんとか起きたけど・・体が重い・・足がだるーい!!しかし動き回っているうちに体のだるさにもなれ、9時からの講義に。カモワンさんの講義は、お話を聞きながらノートを取る、この繰り返し。腕が腱鞘炎になりそう・・・書いてることを後で読み直して理解出来るかしら?教えて頂いている内容を自分のものにするまでにはまだまだ時間がかかりそう、なんて思っていたら習ったことを応用して二人一組になってリーディングの練習をすることになりました。カードひとつひとつの意味がこれまでよりも深くなったのに読めるかしら??私とペアになってもらったのは、斎王コースでも一緒だったJさん。どっちがリーダーとクライアントになるかじゃんけんで決め、なんとこんな不安だらけの私がリーダーになることになってしまった。練習のときのお題は悩んでいなくても無理矢理ひねり出すので、真剣味はイマイチ。緊張気味にリーディング・・そんな時の私は早口になるらしい、「リーディングの内容はいいとおもうけど、もっと気持ちの中にストンと落ちるまで時間を置いた方がいいよ」などとアドバイスをもらいながら。順番に番号を振られて、カードで出た番号の人はみんなの前で発表することになった、カモワンさんと大沼先生の前でですよ。まず、自分のリーディングを発表した後にクライアント側に人の感想、その後にカモワンさんの質問やスピリチャルな読み方等をしてもらいます。当たりませんように!なんて思っていたら中盤で当たってしまった(どうも、全員することになってたみたい)。自分なりのリーディングを発表したら、質問に対してのリーディングはよいと言われましたが、もっと内面に隠れているカードの読みがありました。アー、Jさんの秘密が暴かれていく(なんてうそ、うそ、大げさでした、笑)。同じカードの並びから全く予想もしていなかった、読みが出来るんです。内容はかけませんが、いいことでも悪いことでもなく、家庭環境や自分でも気づかない考え方のクセ等も分かります・・恐るべし、タロット!
夕方からの大沼先生の講義は、神聖幾何学でも、カタリ派でもなく・・声の出し方、でした。今日のみんなの発表の声が、小さくって聞き取りにくかったからだそうです。しかし、それも「秘技」、勉強になりました!
夕食はいつもの様にお魚のコース、昨日の修道院のランチで出た不思議な体の魚の野菜煮込み・・やっぱりビミョーなお味でした。ヨーロッパではデザートは絶対に外せない物なのでしょうか?サラダはなくとも前菜はなくとも、デザートって感じなんですよね、日本の物よりかなり甘め・・ほとんど一口二口でめげて食べきれない、カフェや紅茶が一緒に出てくれば食べられたかも。今日は、給仕の方にパンは早めにオリーブオイルも付けて、デザートとカフェを一緒に持ってきてくれるように頼みました。日本人ってせっかちだなぁ、と思われたかもしれないけどちゃんと持ってきてくれましたよ。 しっかり主張するって大切、言ってくれたひとありがとう。

3月12日

昨日に引き続き、体があちこち痛い、やはり二日目に痛みがやってくるとは・・。。夕食はお腹がすいてはいるけど入らないのですが、朝食は美味しくたくさん食べれます・・いいんだか悪いんだか、だって日本にいるときはパンとコーヒーだけなのにこっちでは3倍は食べてる。太って帰ることになりそう。
9時から12時までの講義で腕はガクガク、しばらく使い物になりません。今日のランチは、歩いて5ほどのレストランでオムレツを(オムレツなら当たり外れなく美味しいと情報を得て)食べました。シャンピニオンのオムレツとサラダを二人で頼んでシェア。相変わらず無難そうな1番上のサラダを頼んだらレバーのトッピング、出てきてビックリ、レバーかぁ・・無難じゃないじゃん(食べれるんだけど、なんだかなぁ?)。食事の前におみやげ屋さんへ寄ってきました。レストラン以外は12時半には閉まってしまうので、前半あさって日本へ帰ってしまう人は買う時間がないんです。プロバンス風プリントのグッズや石けん、チョコ等を買っていましたよ、私は後半の観光でゲットするつもりです。
午後からの講義は、星座ごとの人間の成長のお話しがありました。牡羊座から始まります。私は牡牛座、カモワンさんも同じだそうです、そしてヨーロッパでは牡牛座生まれと言うとプププッと笑われるんだとか!とっても性欲の強い星座らしい(ヒェー、そうなの?知らなかった!?)その星座に生まれることはそこから学ぶことがあるからだそうですよ、ということは・・私にはどんな問題があるというのでしょう(笑)。
夕方からの大沼先生の講義は、カタリ派について。もう何十年も前に「ブラザーサン・シスタームーン」という聖フランチェスコの映画を見たことがある。素晴らしい自然とそこで質素に暮らす修道僧のお話し。私の中でキリスト教の修道士のイメージはその映画の中の人達。まさにカタリ派の生き方だと思いました。イタリアのアッシジの教会に行ったときにあの映画とイメージが違うなぁと 違和感を持ったことも思い出しました。そんなことをいろいろ考えた講義でした。

3月13日

講義も今日が最終日、昨日に引き続き星座のお話し。これがなかなかに深くていろいろ考えさせられました。午後からは「タロットにおける白い光」、って言っても何のことだか分かりませんよね。タロットって、本当に奥深い教えがたくさんつまった道具なんです。これが使いこなせるようになったら・・世の中が思い通りに?!(なんちゃって)。
今日のランチは、フレンドリーな叔父さんのいるレストラン。美味しいと評判を聞いて出かけました。ポーク料理とステーキがランチであったのですが説明を聞いても首を傾げていると、食べてるお客さんからお皿を借りてわざわざ実物を見せてくれました。せっかくそこまでしてもらったので、ポークのソーセージみたいなのを頼みました。食べてビックリかなりクセのある匂いと味・・たぶん、豚肉と内臓や血も一緒に腸詰めにしたものではないかしら。最初は我慢して2〜3口と食べてるうちにそのクセが気にならなくなってきはしましたが全部は食べれなかった。おまけに時間ギリギリになってしまって走って帰るはめになってしまいました、しんどかったぁ!午後の講義の後は、「資格授与式」。これを頂くと無事上級「法皇コース」が終了します。この為だけに ワンピース&ボレロを持って来ています(けっこう嵩張るのにね)。ジーンズからおめかしして式に出席。皆さんきれいです。和服姿の方も(すごい!一式、トランクに詰めてきて、自分で着付けしたのね!)、ロングドレスの方もいます。一人一人、カモワンさんから直筆サイン入りの修了証を頂きました。後はワイワイ撮影会、私もカモワンさんや大沼先生と記念撮影。男性陣もスーツ姿で、ビシッと決めています。
最後に「祝賀晩餐会」。パーティー着のままレストランで食事・・しかし、食事内容はいつもと同じ、メインのお魚料理にデザート、カフェ。で、今日でここの夕食ともお別れ。明日からは、自分たちで注文して食べないといけません、まともなものが食べられるのかと思うと、ここの夕食がありがたく感じました(笑)。
部屋に帰って、明日からの巡礼の旅に備えてパッキング、1週間も落ち着いていたので荷造りは辛い、おまけに荷物も増えてるし。このトランクもこれからは自分で運ばなければならないので荷物を増やすのは考えもの 、嵩張らずに軽いおみやげを探さなくっては。

3月14日

少し早めに6時頃起きました・・パッキングが気になって。洗面道具やパジャマも詰めて朝食に。これからのホテルにも朝食はついているらしいのですが、ここの朝食は充実していました、しっかり気分的にも量的にも食べ納めをしました。スーツケースをフロントまで運ぶと皆さんもうほとんどの方が運び出してて、今日でお別れする前半組と名刺交換しながらおしゃべりをしています。私も本職である名刺を(デザインの仕事が本職なのよ)たくさん持ってきていたので、お話ししながら配っていたら誰に渡して誰に渡していないか分からなくなってきた。後半組はこれからいつでも渡せるからいいか?バスに乗り込んで、今日はマルセイユ観光、サンマクシマンでも晴れ続きでしたが、今日もいいお天気。
マルセイユタロットの月のカードには、四角いプールのような水辺の先に二つの塔が見えます。その塔がサン・ヴィクトール寺院だと言われています。本当に海側から見ると二つの塔が見えてタロットカードの絵柄にそっくり!ちょっと感動してしまった。ここのシンボルと言われているのが「黒いマリア」それは地下のクリプト(地下聖堂)にあるのですが、なんとそのクリプトが今は工事中で、一般公開はされていませんでした。しかし。30人以上の日本人がここを見る為にやってきたんだ?と話した結果、許可が下りました。クリプトは5世紀のままの形で残っています。多くの石棺が並んだ中に礼拝堂があり、椅子が並べられその先に「黒いマリア」が・・・がしかし、ロープが張ってあってその先は立ち入り禁止(T_T)。残念でしたが、他にもタロットに関わりのある図柄やマグダラのマリアのレリーフなどはしっかり見てきました。教会の売店で、「黒いマリア」の絵はがきだけでも買ってきましたよ。次は、ノートルダム・ドゥ・ラ・ギャルド寺院、丘の上に高さ46mの鐘楼には黄金の守護聖母の像が建ち、街の至る所から見ることが出来ます。通訳のスキップさん曰く「マルセイユの人にとっては、うちのおかんって感じですね。」。うちのおかんに大受け、聖母マリア様はそれから「うちのおかん」扱いになっちゃいました(笑)。ローマ・ビザンチン様式の荘厳な教会でした。見上げると金色に輝く「うちのおかん」が優しくマルセイユの街を見下ろしています。教会へ上がる階段の最初の所に小さな祠のようなものがありました、中をのぞくと木で出来ていて真ん中にヒビの入った聖母マリア像が、金色に輝くマリア像もいいけど、この優しげなマリア様もステキでしたよ。お昼も過ぎてランチの時間、総勢35人が入れるようなレストランを探してマルセイユからはかなり離れた所まで、地名は忘れてしまったけれどバスの運転手さんの「この場所は家族や奥さんとは来ません、愛人と出かけてくる場所なんです。人目につかないから・・」という場所にあるレストランなんですよ。そこでは、お魚のスープ、これが濃厚で知ってる味としては「カニ味噌」に一番近い、チーズとトーストしたフランスパンを浸けて食べます。美味しかったけど、全部は食べきれないぐらい濃かった!
カモワンさんのお家がミュージアムになっているらしく、そこでは修復されたマグダラのマリア の絵が展示されていました。そこではカモワンさんのお母様も出迎えてくださいました 、上品な素敵な方でしたよ。カモワン家は、何世紀も前から印刷業をされていたらしく、古いトランプやタロットも展示されていました。スピリチャル系の書物やタロットを扱っている本屋さんへ行って、空港へ。前半組の皆さんとお別れです 。彼らは、国内便でパリへ行ってそこから深夜成田に出発します。
私達は今夜のお宿のあるアルルへ。今日は満月、マルセイユの港の上に月がかかっている図は、まるでタロットの「月」のカードそのもの。タロットの勉強に来てこのタイミングで満月を迎えるとは、意味が深いような気がします・・きっとね。オレンジ色で大きな月が、白く光って小さく上空に昇るまでバスからぼんやり見ていました。
アルルのホテルに着いたのは8時過ぎ、町中までは車でも時間がかかるということで今日は全員でホテルでの食事となりました。一日中移動で全員かなり疲れ果てていました、食事もそこそこにお部屋に引き上げ、部屋の組み合わせが毎日違う人に変わることに ・・今日は、このタロットの旅に参加3回めのwさんと同室。 これまでの旅のお話などを聞いてお風呂へ。最初は温かかったお湯もすぐにぬるくなり始めて・・そそくさと上がって、寝ちゃいました。wさんは、朝シャワ派だったけどやっぱりすぐぬるくなったそうです。

3月15日

朝食を済ませ、9時にはホテルを出発してアルル市内へ。予定ではアルル市内を自由に観光となっていたので、プロバンスのおみやげを買おうと張り切っていましたが・・。ここでは2時間弱の時間しかなく、みんなでまずは円形闘技場の見学、古代劇場を外から見て サン・トロフィーム教会へ。ここは中世には、聖地巡礼の通過地として賑わった所だそうです。「最後の審判」を描いたポルタイユ(装飾彫刻のある門)があり、キリストを中心にして左側は天国に昇る人々、右側は地獄へ送られる人々の様子が描かれています。最後に見た部屋には、四聖獣やマグダラのマリアをあらわすどくろのマークが床にはめ込まれているのを発見、南フランスではマグダラのマリア信仰がいろんな所で見られます。ここではゴッホの有名な絵のモチーフになったカフェがあってそこにもいきたかったのですが時間がなく、耳を切り落として入った療養所の中庭の見物だけは何とか出来ました。おみやげは何もゲットできませんでした・・。次のアビニョンで、昼食と自由時間がもらえるようになりました。アビニョンの街はパリにも負けないぐらいファッションが充実しているそうでワクワク!お昼休みにかかるとお店が閉まってしまう危険があるので、すぐにおみやげウォッチング、南フランスの珍しいお菓子「カリソン」、アーモンドをペースト状にしたものの上に白いお砂糖が乗っかっていて形は菱形。けっこういい値段だったけどこっちでしか買えないから、4箱買っちゃいました。通りかかったお店でかわいいカップを発見、割れ物で重い陶器はおみやげにはイマイチなんだけど・・買っちゃいました。あと、中にラベンダーの入った匂い袋。一緒に廻ったoさんは前にもここには来たことがあって、おいしい中華のお店があるとのことでランチは中華・・なんと大沼先生達が先客でいらっしゃいました。春雨スープ・・美味しかったぁ!(しょうゆっぽい味付けにうえてるのかな?)聞いていた通り、町中はおしゃれな洋服屋さんやアクセサリー屋さん、ロクシタンという日本でも有名な自然化粧品屋さんがたくさんありました。お買い物欲が少し満足。
次はサンレミ、ここの精油屋さんに行きます。入ってすぐには昔の精油抽出機 が博物館のように展示しています。精油抽出過程が図式してあったり、奥でその精油入りの石けんや化粧品なども売っていました。アトピーに方にも刺激がなくしっとりするらしい石けんをおみやげに買っていると、セミの形の石けんに目がいきました、両親のおみやげにはこちらのお守りでもあるセミの形にしました。アロマオイルも品質のよいものが 日本の半額ぐらいの値段で買うことが出来ました 。ユーロで持ってきたお金が頼りなくなってきたのでこれからのお買い物はみんなカード、カードが使えない所では置物もNGです。今日の最後は、サントマリー・デ・ラ・メール。ここは、マグダラのマリアが流れ着いたとされる海岸です。高級な避暑地らしく、ジプシー(ロマが正式名称?)もたくさんいて危険だから気をつけるように言われたけど・・・私達以外の観光客も全くいないし、ジプシーさん達はどこ?って感じでした(笑)。海岸を歩いていると大沼先生が急に靴を脱いで「海水に足をつけてごらん、浄化されるよ。」私はその前から頭痛がしていてパスしましたが、足をつけた人達は、なんだかいろんな悩みがすっ飛んですっきりした、と言っていました・・恐るべし!な海岸です。
今日のお宿は、モンペリエ。やはり遅くなったのでバスも止められる所で食事をすることになりました。そしてそこは、アフリカンレストラン!バスの中までお店の人がやってきて、一人22ユーロでブッフェスタイルだと言われて、みんなで高いからいやだと言ったら、いくらならいい?と聞かれて15ユーロなら・・じゃあ今日はウィークエンドでもないし、特別に15ユーロでもいいよ、ということで商談成立。 中に入ってビックリ、半端じゃない料理の種類 100種類近くあったかも、22ユーロぐらいはしそうだけど、日本人は小食だからいいよね。アフリカンらしく見たこともないバナナの煮込んだものや、ピラニアみたいな魚の姿煮、エビシュウマイ、後はソースの中に何が入ってるのやら不明。私としてはフレンチよりも好きかも。香辛料の10種類ぐらいテーブルに出てきて、チャレンジャーな方が試してたけど辛すぎてしばらくしびれてたらしい。食べ終わる頃にオーナーらしき人がやってきて不思議なドリンクをサービスしてくれた・・いまだに何を飲んだのか謎です。
今日のホテルは、エレベーターがない!おまけに3階!どうしようと思っていたら、ホテルの力持ちの方が、スーツケース2個かかえて一気に3階までもって上がってくれた、ありがたかった!昨日は、お風呂が途中でお水になったので髪は洗えなかったので、やっと洗えたこととバスタブに浸かれたことが幸せでした。

3月16日

朝食後、9時にホテルを出発、モンペリエの市内観光へ。市内に入る前に巨大な水道橋に驚かされます。ローマ時代に作られたものなのでしょうが、地形の高低を利用して水を引いてきたのですね、高さが20mはありそうでした。市内に入るにはが凱旋門をくぐります、そこはきれいな公園になっていました。サン・ロック教会がお目当てなのですが、どこにあるのか?地元のおじいさんに聞くと親切に案内してくれました。聞かないと分からないような路地を通り抜けていきましたよ。教会の前で最初は気付かなかったのですが、前の建物が何か変?!よく見るとただの壁に窓やテラスが描き込まれていて、大窓には、教会のステンドグラスまでが移り込んでいるように描かれているんです。ぱっと見には分からないような写実的な絵、写真で見ても言わないと気がつかないと思います。この教会は、癒しの聖人、サン・ロックの教会です。中の像は、足に怪我をして血を流し足元にはイヌがいます。まるでタロットカードの愚者の絵柄にそっくり!彼をあらわしていたんです・・ここでも感動。この教会でも四聖獣や鳩のマークなど暗号がいっぱいでした。
アルビ十字軍によってカタリ派の人達の虐殺が行われていた頃、この街にもカタリ派を差し出すように言われたのにそれを拒否したら、街の人々ほとんどが虐殺されたと言われているペジエの街で昼食になりました。自由行動、とはいえ1時間ほど慌ててピザレストランに。二人でピザとサラダをとってシェア、サラダはまたしても無難そうな一番上。今度のサラダはねぇ、お野菜の上に丸く切った(カマンベールチーズを横にスライスしたような)チーズとパンを焼いたものが乗っかっていました。そのチーズもヤギのチーズだったかも、あっさりサラダになかなか巡り会うことが出来ません。向かいに座っているおばあさん、なんだかバケツのような大鍋に首を突っ込んでいます。よく見てるとムール貝を食べていました。テーブルには大鍋と中鍋、中鍋は殻入れのようです。どんなお味なのか、興味津々・・どこかで食べれるかなぁ。
これからはミネルブに向かいます。バスは山道を登っていき、窓からはすごい渓谷が見えてきました。そしてその渓谷に石で出来た橋がかかっています。ミネルブはその橋の向こうにある山村なのです。カタリ派最後の抵抗拠点となった場所です。周りを渓谷に囲まれたこの村は敵の攻撃から自然の要塞に守られていました。しかしこちら側から投石機で大きな石を投げ込まれカタリ派の人も村民も虐殺されたのです。この村にはその時のことを人形館でパノラマというのでしょうか?再現しています。瓦ひとつひとつまで作り込んだ、その精巧な作品には驚きました。10個ぐらいのブースにその虐殺の様子が作り込まれていました。もうひとつカタリ派をあらわすマーク鳩を岩に彫り込んで青空なら青い鳩に、夕日の中で見ると火の鳥(不死鳥)に見える彫刻があります。絵はがきでも見ていましたが・・実物は・・?と思うぐらいこじんまりしたものでした(笑)。青空をバックに写真を撮りました。
今日のホテルはカルカソンヌ です。中世の城壁都市、中世そのままのたたずまいが今でもそのまま残っています。ヨーロッパの中世の騎士の映画などはよくここで撮影されるそうです。本物の跳ね橋を渡ってしか中に入ることが出来ません。夕食はこのお城の中のレストランで頂くことになっています。食前酒はサングリア、コースは3種類に別れています、いろいろ試してみたいので3人でシェアすることにしました。ところで、こちらの人達は食べ物をシェアということはしないみたいですね。私達はとってもお行儀が悪かったかも。前菜のウサギのパテ、美味しゅうございました。ステーキは、歯ごたえがあり・・いやあり過ぎましたね。デザートにはあっさりとソルベを頂いたのにカプチーノを頼んだらソフトクリームのように生クリームがカップから・・カロリーオーバーです!ホテルに帰ってからも、福岡組のN夫妻のお部屋で、シードルを飲みながらおしゃべり、楽しかった。

3月17日

ホテルからは歩いて5分ぐらいのカルカソンヌの場内観光。ゴシック建築の構造の講義などを聴きました。ここの教会は、ロマネスク様式とゴシック様式が合体されたものです。この繋ぎ部分は単なる対比になっているのではなく、綿密に計算されたコントラストのハーモニーが見事な効果を生み出しています。ステンドグラスも豪華で、バラ窓と呼ばれる円形の窓が特徴です。聖ロック像がここにもありました。シモン・ド・モンフォールの墓石もありましたよ。ここでは11時半まで自由時間になりました・・が、ここのお店が11時頃からしか開かないんですよね。教会の隣の天使がいっぱい売っているお店、11時になっても開いてなかった。ここではかわいいピンクのストライブの布バッグ、スパンコール付きを買いましたよ。
予定では、カタリ派が最後を迎えたモンセギュールを訪れることになっていました がまだ雪に閉ざされていて中止、代わりに今「ダヴィンチコード」で一気に有名になりつつあるレンヌ・ル・シャトーに行くことになりました。その途中の街でランチ、パスタを食べました。ミートソースとカルボナーラ・・麺がこれもしかしてうどん?!細めの?アルデンテなんて無視、ひどかった。
レンヌ・ル・シャトーは何もない田舎って感じ、途中でレストランに改造中の家があったけど 、ダヴィンチコードの映画化で一山当てようともくろんでいるのかしら?売店のようなおみやげ屋さんと本屋さんしかない村です。教会も小さい、なのに売店では日本語の2枚綴りの説明プリントをいただきました。これすごくないですか?よほど大きな教会でしかもらったことないよ日本語のガイドなんて!中に入るとソニエール神父のろう人形が・・ソニエール神父の所持品が・・ソニエール神父の寝室がそのまま・・不思議な展示物でした。神父はどこからそんな財力が出てきたのか不思議に思われているマグダラ塔や教会の再建の大工事をしました。ここも映画公開の後は賑やかになるのでしょうか?個人的には、素敵な温室に引かれました。
今日はツゥールーズに泊まります。ここのホテルも町中からはずれているのでホテルのレストランで食事することになりました。さすがに疲れが溜まってきていて食事もコースでは食べられそうにないのでサーモングリルの単品に・・これがまたでかいと言うか肉厚と言うか、ボリュームがありました。美味しかったよ。
南フランスは 明日の市内観光で終わり、昼にはパリへ。そして今まで私達をいろんな所へ連れていってくれたバスの運転手さんともお別れ、実は今日の夕方までだったんだけど明日の市内観光と空港まで延長してくださることになりました。助かりました、自分たちでタクシーなどに分乗して空港まで行くのは大変なことですもんね。 とっても楽しい運転手さんで、レストランの手配や交渉も引き受けてくれていたのでありがたい存在でした、明日までですがありがとうございました。

3月18日

今日のの午前中は、ツゥールーズの市内観光・・しかし、ツゥールーズではデモが計画されているとの情報が入りました。フランスのあちこちで起こっている[若者向け雇用制度]に反対してのデモです。急遽、観光はバスの中からになってしまいました。ここは「ばらの街」と呼ばれているそうです、ピンク(明るい赤)色のレンガの建物が並んでいるからです。町並みも美しく、確かにピンクのレンガの建物がたくさんありました。デモが行われる大通りはまだ人もまばら、どうも昼頃かららしいと聞いて慌てて町の中心の広場に観光に行きました。けっこう観光客も訪れていました。広場の真ん中には「黄道12宮」(星座)のモチーフのプレートがはめ込まれていて、みんな自分の星座と一緒に写真に納まっていました、もちろん私も。それから急いで大聖堂に、デモだというのに蚤の市が開かれています。大丈夫なんでしょうか?気になる品もあったのですが、走るように教会内も見学してバスにもどりました。大通りには人が集ってきていました。配られている抗議のチラシをもらったけど、もちろん読めません。バスの運転手さんにお話を聞いているうちに空港についてしまいました。長々とお世話になった運転手さん、ありがとう、名残惜しそうに手を振ってくれていて寂しくなってしまいました。さようなら〜。
預けられるスーツケースの重量は20キロ、これを超えると1キロ、ン万円と聞いてにんなビビり気味。国内線ではそこまで厳しくないそうですが、国際線になるとチェックも厳しくなるので、今日の自分の重量を覚えていて明日の荷物は調整しないといけないらしいです。私は22キロ、2キロオーバー、今日明日でおみやげも増えるだろうにどうしよう。ランチはゆっくり食べる暇はないだろうからということで、売店でドライソーセージのフランスパンサンドを買って空港で腹ごしらえ。今回も出発が遅れてしまいました・・ランチ食べれたかも。機内食でフランスパンサンドが出たのにはガックリ、食べたばっかりじゃん!1時間近く遅れて、ドゴール空港に到着。これからホテルまでは、バスと地下鉄を乗り継いで自分たちでスーツケースも運びながらの移動、置いていかれないように付いていかなくっちゃあ 。乗り継ぎの所でエスカレーターで運ぶのも大変だけど・・エスカレーターのない階段は辛かった。モンパルナスで地下鉄に乗り換えの時、乗り込んだとたんにドアが閉まった、ホームを見ると二人乗り遅れている!残された二人は、なん度かパリにきている人で慌てず次の電車でやってきたのでホッとしましたが、ヒヤーとしました。ホテルはサンジェルマン、5時過ぎに到着。これからは夕食も含めて自由行動です。パリにも詳しいOさんと散策予定、そこに男性二人もご一緒することになってこれで夜のパリも安心です。まず、オペラに出て、目の前にオペラ座。Oさんのお母様のスカーフを見にデパートへ、この時が6時40分、7時には閉店してしまいます。この20分の間に、私は自分のピアスとチョコレート、Oさんはスカーフ、男性陣もスカーフをゲット。早業です!オペラの周りのお店やレストランを物色、アウトドアの「エーグル」を発見、レインブーツ欲しかったの、試着もして値段もこっちの半額ぐらい・・心が大きく揺れたんだけど、私の荷物は2キロオーバー、どうやって持って帰るの?で、泣く泣く諦めました。街角のお客さんが溢れているようなレストランが美味しいだろうと狙いをつけて入りました。4人でそれぞれ、ムール貝のワイン蒸し、オムレツ、サラダ、パスタ・・それにワイン。特にムール貝、日本では冷凍ものなのかあまり美味しいと思ったことはなかったのですが、みが柔らかくて臭みもなく美味しかった。ペジエの街で見かけたときから食べたかったので満足しました。南フランスよりもパリの方が食事は安いような気がしました。
パリが初めての観光客らしく、ライトアップされた凱旋門を見て、シャンゼリゼ散策。時間も遅かったのでお店はほとんど閉まっていました。深夜営業のスーパーがあったので、そこでキッチンタオルのかわいい色合いのものを見つけてかってきました、シャンゼリゼのキッチンタオル・・贅沢だなぁ??ライトアップされたエッフェル塔を見ながら地下鉄を乗り継いで帰ってきました。久々の自由時間を満喫!帰りついたら、11時を過ぎてた。

3月19日

フランス巡礼の旅も最終日、今日は長距離電車に乗って「シャルトル ノートルダム大聖堂」に行きます。きれいな電車の中で、修学旅行生のように騒ぎながら行きました。天気は悪くないのですが、風は冷たくかなり寒かった。大聖堂の入り口は、諸王の門と呼ばれ、キリストの周りに四聖獣が描かれていたり右扉にはキリストの誕生をテーマにした彫刻、左扉にはキリストの昇天をテーマにした彫刻があります。ゴシック建築の代表的な建物だそうです、二つの塔があり、非対称になっていることや大きなステンドグラスの窓が作られていることもゴシック様式の特徴です。日曜日の11時からミサが始まりました。美しい声の合唱から神父様のお話しと進んでいきます。途中で子供達が大きな十字架を持って祭壇の周りを廻ったり、香炉を持った神父さん達が煙を巻きながら歩いたりとカトリックでもなくそれがどんな意味を持っているのか知らない者にとっては素晴らしく演出されたパフォーマンスのようにさえ見えます。静かに椅子に座って、歌声を聴いていると敬虔な気持ちに不思議となってきますね。この教会も地下に礼拝堂がありそこにはマリア様が・・そのマリア様はマグダラのマリアではないかと言われています。ミサがあっていたので地下礼拝堂に入ることは出来ませんでした。おみやげ屋さんで、地下のマリアの写真を見つけて買いましたが、角度のせいなのか菩薩様のようなお顔に見えます。木彫りのマリア像は子供を膝に乗せまるで仏像が着ているような衣を着ているんですよ、実物が見たかった。
昼の電車でモンパルナスへ、行きと違って電車が古くちょっとがっかり。お昼はそば粉のクレープにハムや野菜を包んだ者が食べたいね、と話していたら無性に食べたくなって、ランチは各自でとなったとたんそれを探してウロウロしたけれど見つからずしょうがなくサンドとカフェオレ。集合時間に間に合うように行くと、大沼先生はまだ食事中、時間がもったいないので自分たちで「パリ ノートル・ダム大聖堂」に行くことにしました。さすがの観光名所、前庭も人がウジャウジャ(その一人)、たまたま並ばなくて入ることが出来ましたが、後から見ると100mくらい入場に並んでいました。中に入ると格国の解説書が2ユーロで自動販売機で売られています・・ミョーに俗っぽくて買ってきました。シャルトルの大聖堂といいここもですが、貧しい昔の人達にとっては、この豪華な教会が天国のように思えたのではないでしょうか。ミサの時間に効果的に照らし出されるステンドグラスからの光、荘厳なパイプオルガンの音。この世の天国のような世界、苦しい生活からしばしミサで天国を味わっていたのではないかと思いました。この教会も地下にクリプトがありました、街で一番いい場所にあった昔の教会を埋めて今の教会を建てている所がたくさんありました。ここのオリジナルCDも何枚か売店に売られていましたがきれいな癒される音でした。8時までにホテルにもどればいいことになっていたので、ここから歩いていけるマレ地区に行ってみることにしました。日曜日はデパートも閉まってしまうフランスでは、どこに行ってもお店が開いているか期待薄ですが・・。カフェやレストラン以外は3分の2のお店はお休みでした。日用雑貨などが見てみたかったのですが、ほとんど開いていないか、高級品を扱っているようなお店が多く残念、パリに関しては欲求不満!もっと、いろいろパリを満喫したい。時間も迫ってきたのでホテルへ、7時40分に到着、先生達一行以外は揃っているのに?!8時には、頼んでいた空港までの車も着ましたが。先生達が帰ってこない。自分たちの荷物を積み込んだり、スーツケースだけは車に積み込んで待っていると、15分遅れで帰ってきました。即出発。慌てて車に乗り込んで、点呼もしていないので大丈夫だったんだろうか?空港で全員確認で来たので一安心、後は荷物が重量オーバーになっていなければOK! 言われていたほど厳しいチェックも受けず、21.5キロで無事通過。荷物が増えた人も手荷物に分散したりして、よかったみたいです。後半節約モードで(カードに切り替えただけ)お買いもしたので20ユーロまだ残ってる、ここで使ってしまわなければと、ドライソーセージ(気に入ったんだもん)を2本と天使の絵柄のノートを買いましたよ。
時間通り飛行機に乗り、帰国の途に付きました。横に座ったSさんは、前から違和感はあったらしいけど今日の朝から目が腫れていたくて開けていられないほどになっていました。みんな心配していたのですが、アロマとハンカチで冷やすぐらいしか今は手だてがありません。そして今日不思議な体験をしたそうです。シャルトル大聖堂で、自分の過去世で作ったステンドグラスを見たらしいのです、その情景もしっかり見えてて、コバルトブルーを使っての作業は命を無くすリスクのある仕事、それと知っていて教会の為に働いたのだそうです。もしかしたら、今日の目の腫れもそこからきているのかもしれません。その不思議なお話にビックリ、私にはそんな衝撃的な体験は今回の旅行ではなかった。これからゆっくりなんか変化が起こるのでしょうか。ちょっと楽しみに待ってましょう。

3月20日

行きが一日33時間ということは、帰りは11時間かかるから−8時間で・・・一日が16時間ってことね。飛行機は定刻の7時に成田に無事着きました。入国審査を受け、荷物を受け取り・・みんなとお別れ。2週間一緒に過ごしたメンバーとお別れするのは寂しい、大変だったこともあるけどいい思い出になってるし。最後にロビーで、先生からの挨拶「今回の旅行は、これまで何度も行っているけれど一番苦労がなく楽でした。皆さんが時間を守って遅れることもなかったからですね。」心の中で「そうです、みんな時間厳守でした・・」と独り言を言っておりました(笑)。福岡組はもうひと頑張り、これから羽田に行って、11時50分の飛行機で北九州にまで帰ります。私達がフランスに行ってる間にオープンしたはずの空港、無事に飛んでるんだろうか?リムジンバスで羽田に着いてチェックインをすると無事飛んでるみたいで安心しました。時間もあるし、レストランへ、ここはしょうゆもの「うどん」を食べました。久しぶりで美味しかった・・どこで何を食べてもけっこう美味しく、体重計に乗るのが怖い。
北九州空港には1時間近く遅れて到着、強い向かい風 のせいだったらしいです、待ってる家族が夜中の2時ということもあり待ちくたびれていました。実家では寝るだけと思っていたら、まぁ、ビールでも、刺身でもと宴会が始まりそう(夜中の3時近くですぜ?!)それを振り切って、お風呂に入って寝ました。

タロット巡礼の旅、前半の講義三昧と後半の巡礼の旅とは、全く別ものでした。どちらも修行ということでは共通していますが(笑)。大人になっての団体生活、なかなか大変でしたが、こういう体験は今後無いかも。そんな中で、福岡から一緒だったN夫妻や同室になったOさん、リーディングで組んだJさん、パリを一緒に散策した男性陣、他にも同室になった方々、ご迷惑をたくさんかけたけど楽しいことをいろいろ体験出来ました。皆様ありがとうございました。大沼先生、カモワンさん、貴重な知識しっかり勉強します!

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送